早寝と成長ホルモンは関係ない?!
こんばんじ!万事めぐるです。
今日テレビをみていたら「早く寝ないと成長ホルモンが十分に出ない」とおっしゃっていたので、
早速記事にしていました。
結論から言うと100%正しいとは断言できません!
これを説明する前に、そもそも成長ホルモンってなんぞ?という方向けに解説します。
・成長ホルモンとは
ネーミングから「子供が大きくなるのに必要な体内物質」と捉えがちです。
あながち間違いではないのですが、
思春期には性的な成熟を促したり、
大人になったら体を守る免疫や、物事を正確にとらえる認知機能にも作用する物質なんです。
で、この物質は寝ている間に分泌されるので、しっかり寝る事は重要であると言われています。
ここで冒頭の「早く寝ないと成長ホルモンがでない?」という話に戻ります。
皆さんもよく「早く寝ないと大きくならないよ?」と言われたことあると思います。
これはこの物質が深夜帯に多く分泌されるからという研究結果に基づいています。
睡眠 | 医療法人社団 小白川至誠堂病院
ここで反論。
・ホストや夜勤者はどうなる?
彼らが風邪ひきやすかったり、ボケが早いなんて聞いたことないです。逆に無駄に生命力にあふれている印象です(笑)
・今どきの小学生たちは受験戦争で遅くまで起きているのはザラだけど、平均身長が短くなったというニュースは?
この身長については下記URLにて、あまり関係がなさそうという感じです。
学校保健統計調査 年次統計1 年齢別 平均身長・平均体重・平均座高の推移 | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口
じゃあ結局どうなのか。
2014年に発行された下記の冊子より引用すると、
「睡眠とGH分泌は深く関連しており,睡眠開始後にGHのパルス状分泌が起きる。睡眠中のGH分泌は年齢,性差の影響を受け,若年男性では1日のGH分泌量のうち約60〜70%が,若年女性では5割未満が睡眠中に分泌される」
睡眠時間と成長ホルモンの分泌量 |Web医事新報|日本医事新報社
とあります。
GHというのは成長ホルモンのことで、簡単に言えば、”寝始めが一番成長ホルモンがでる”という結果に至るわけです!
だからといって夜更かししていいわけじゃないですよ。
量より質ということで、安眠の為に自分の入眠しやすい時間探しや寝る前のスマホ控えなどが必要になるのかもしれません。
そこはリサーチ不足なので、また次回の記事で!
それでは!